手話で上手く話せない時に落ち込んだ時の対処法

手話を学んでいるという人が、

1度どころか2度も3度もぶつかる壁といえば

 

手話が思うように話せないという

現実に落ち込むということではないでしょうか。

 

本当はそんなことはないはずなのに、

周囲の誰かがスラスラ話しているのを見ると、

 

自分と比べてしまって

落ち込むなんてこともありますよね。

 

私も思うように話せず何度も

落ち込んできました。

 

ここでは、手話が話せないということで

落ち込んだ時のモチベーションの保ち方などを

ご紹介していきます。

 

 

 

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(1)比較すると落ち込みやすい

 

まずは、手話を勉強している人は、

なぜ手話が話せないことに落ち込んでしまうことが

あるのかを考えてみましょう。

 

これは、冒頭で触れたとおり、

他の誰かと自分を比較して

しまってるからではないでしょうか。

 

身近に自分よりも手話が上手い人がいたり、

聾学校を卒業した人が

自由自在にスラスラと話せている。

 

また、他人が何かをできなくても

それほど気になりませんが、

 

自分が何かできないと、

実感としてそれを感じてしまえるので、

 

自分だけができないような

気持ちになりがちですよね。

 

これは、手話でなくても、

どんなことにも言えることですね。

 

ちなみに、ここで自分の自信をつけるために、

自分より出来ていない人を探して、

 

安心する・・・というのは、

やめておきましょう。

 

人それぞれレベルに差があり、

習得速度や習得の仕方も違うので、

他人と比較することにメリットはありません。

 

むしろ、自分より出来ていない人を

探すことは、コンプレックスを強めてしまいます。

 

自分がそういうことをしていると、

周囲の人もそういった考えで自分を見ていると、

無意識に思ってしまうからですね。

 

手話が話せなくて

落ち込んでしまうという人は、

他人と比較することをやめることです。

 

だから、突然スラスラ状態にならなくても、

当たり前のことなのです。

 

これについては、

手話の上達は大変緩やかなため、

なかなか日々上達を感じるのは

難しいということを覚えていてください。

 

1週間前の自分と比べて、

上達していないというのは当たり前の現象です。

 

ある日突然、前と比べると話せるように

なっていることに気づくものなのです。

 

 

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(2)手話習得には時間がかかることを知ること

私たちが日本語を習得するのにだって、

きちんとした文章で話せるようになるには、

 

言語能力が高かった人でも

4年くらいはかかっていますよね。

 

語彙力や表現力という点では、

10年以上かけて、きちんとした日本語が

話せるようになっているはずです。

 

脳に柔軟性のある子どもの頃から

やっている日本語でさえ、

 

それだけの時間を要しているということは、

英語にだってそれなりに時間がかかって当然です。

 

しかし、私たちは日本語を習得する上で、

言語脳が子どもの頃よりも発達しているので、

 

子どもの頃と同じ量手話の

シャワーを浴びることができれば、

 

数年で手話をスラスラと

話せるようになるでしょう。

 

1年かからずその状態になる人だっています。

しかし、どれだけ手話を勉強できるかというところは、

人によって違いますから、

人と手話歴やレベルを比べるのはやめましょう。

 

 

 

 

(3)比較対象は他人ではなく過去の自分

人と比較してしまうと、

どうしても落ち込む展開になりやすいです。

 

他人が多少できていなくても、

気に病むことはないですし、

気づかないでしょう。

 

しかし、自分がうまくできなかったとき、

間違えた時はしっかりわかってしまいます。

 

そのため、周囲の人が

自分よりもできるような気が

してしまいやすいのです。

 

実際はどうなのかというのは関係なく、

日本人の性格的にそういう風に

思ってしまうという人は少なくありません。

 

しかし、比較するのは他人ではありません。

他人の能力はあなたに関係ないからです。

 

本当に比較しなければいけないのは、

過去の自分ではないでしょうか。

 

過去の自分と比べて

今の自分がどうかを考えてみましょう。

 

思うように上達していないようなら、

やり方を変えなければならないかもしれません。

 

ですが、落ち込む必要はないのです。

そこから解決策がわかるはずですから。

 

若しくは、上達を感じられて

安心するかもしれません。

 

将来こういった比較をするために、

友達とのテレビ通話でのやりとりを

動画に撮って保存したりして

保管しておくと便利です。

 

 

 

(4)手話が話せることに喜びを感じよう

たとえ今は流暢に話せなかったとしても、

手話の勉強を続けている人なら

 

少しくらいは手話で

何かを言うことができますよね。

 

その事実に感激してください。

手話が話せれば、

 

自分が知らなかった世界が

グンと広がり、面白さの幅が広がります。

 

街中で困っているろう者を

通訳で助けて社会貢献に繋がることもあります。

 

 

 

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《まとめ》

誰しも思うように手話が

話せない自分に

落ち込んでしまうことはあるでしょう。

 

今手話が流暢に話せている人たちだって、

それは通ってきた道です。

 

一瞬落ち込んでも、

それをバネにして、

モチベーションアップのための

ネタにできるといいですよね。

 

落ち込んだままでいるのは

とてももったいないことです。

 

必ず流暢に話せる日が来るので、

それを目指して日々手話を楽しみましょう。