手話表現の順番で迷ったら、これで解決!
「単語は覚えたけど、
表現する順番が分からない」
手話を覚えると必ず出てくる壁です。
単語を覚えた次に出てくる壁が
表現の順番ですから。
どう表現すればいいんだろう
色んな表現の仕方があって混乱する
などなど、頭を抱えてしまいますよね。
私もありました。
例えば、「私は赤い花が好きです。」
という言葉を手話に変換すると
「私、赤い、花、好き」と
「私、好き、花、何、赤」や
「私、好き、何、赤い、花」という
3パターンがあります。
どの表現が正しいんだろうと
いつも悩んでいました。
手話はある意味英語のようなものだ。
とよく聞くのですが、
本当にその通りなんですよね。
こんな混乱してしまう
手話の表現もあるひとつの方法で
解決できちゃいます!
その方法のおかげで
私は表現の順番に悩むことなく、
今ではスラスラ表現が
できるようになりました。
混乱してしまう手話の表現の順番を
解決する方法とは?
「文章のままの順番で
表現する」です!
文章のまま表現?
と思ったあなたに
詳しく解説していきます!
手話には使う手話によっては
決まった語順が存在します。
日本の手話には2つの手話があります。
「日本手話」と「日本語対応手話」です。
その違いは、ぶっちゃけ明確に
分けるのが難しいんですよね。
「日本手話」はろう者の方や、
子供の頃から手話に
親しんできた方がよく使う
手話らしい手話というふうに
イメージしていただければと思います。
日本語にはない独特な文法や
語順も存在し、
日本語を手話で表現している
というよりかは
「日本語とは別に独立した
『手話』という別の言語」
という感じです。
「日本語対応手話」は
文章をそのまま手話に変換する
という手話になります。
要はこれから触れる手話学習者たちに
ろう者たちが好んで使う日本手話は
あまりにもハードルが高いため、
初心者でも理解しやすいように
日本語の文法で手話を
表現するようにしたのが
日本語対応手話というイメージです。
ここで冒頭にあった赤い花が好き
という例を見てみましょう。
①「私、赤い、花、好き」
私は赤い花が好きです。
これは日本語対応手話になります。
日本語対応手話では
「は」や「が」といった助詞は
指文字で表現します。
②「私、好き、花、何、赤」
私の好きな花は?赤です。
これは日本手話です。
日本手話では助詞が存在しないため、
そのまま助詞を省いて
表現します。
③「私、好き、何、赤い、花」
私が好きなのは?赤い花です。
これも日本手話です。
日本手話は英語のようなイメージだと
思ってください。
しかし、ここで1つ注意があります。
手話を表現する上で、
日本手話には助詞が存在しません。
なので、初心者にとっては
なかなか習得するのに時間が
かかってしまいます。
日本後対応手話は文章に並んで
表現するので、助詞もついており
何より、順番に悩むことがありません。
なので、表現の順番に困った時は、
文章通りに表現できる
日本語対応手話がおすすめです!